アジュガの特徴や育て方|グランドカバープランツに適している理由とは?

育て方・特徴

アジュガは半日陰に植えても丈夫に育つは日向でも半日陰でもよく育ち寒さにはたいへん強い多湿を好む常緑多年草。

半日陰のグランドカバーにアジュガは最も適したグランドカバーの一つ。

グランドカバー(参考:グランドカバーとは

アジュガは常緑多年草でほとんどが落葉性宿根草に対して常緑性のものは大変貴重な存在になります。

この記事では半日陰でも健康に育つグランドカバーになり得るアジュガをお伝えします。

アジュガの地植えでの育て方

アジュガは水はけのよい涼しい半日陰でよく育つ多年草です。

常緑多年草の管理は植えつけた株が成長するにつれ、ローメンテナンスで育てることができます。

地植えで育てるコツ

アジュガは3月上旬から6月上旬または9月から11月上旬が植えつけ植え替えの適期です。

春暖かくなってから夏を避けて冬になる前の時期に植えることが出来ます。

このときに株分けも出来てしまいます。

日陰、暑さ、寒さに強いことから特に手入れを必要とせずあまり植物の管理に慣れていない人でも楽に育てられる常緑多年草です。

アジュガを育てるコツは風通しを良くして伸びる方向を決めてあげることができること。

梅雨の時期は蒸れすぎるので花が終わったあとの茎は半分くらいの長さに剪定し株の風通しを良くすることが大切です。

アジュガは茎の付いたランナーから新しい根をはやし新しい株を作って広がっていくので生育が旺盛。

思いもよらない場所に広がっていることもランナーの位置を確かめながら方向を決めて上げるのも楽しくなり安全。

根が浅く張るので樹木の株元近くなどの根が張って草はなが育ちにくい場所でも楽しめます

 

・植え付け適期は春暖かくなってから暑い夏を避け冬が来る前の秋口
・株分けも同時に行える
・育てるコツは風通しを良くして伸びる方向を決めて上げる
・根が浅く張るので大きな株元の根が張って草花が育てにくい場所でも良い

アジュガの枯れた花

アジュガの枯れた花をそのままほおって置くとアジュガが弱ってしまい枯れる原因になります。

枯れた花をそのままにしておくと病気や害虫に会いやすくなります。

枯れた花はこまめに摘み取り花が終わった茎は花柄摘みといって付け根から切り落とすことが大事です。

水やりについて地植えの場合の水やりは自然の降雨だけで特に必要はありません。

アジュガの増やし方

株分け方法と時期

花が終わった後か秋口に株分けを行います。

株の分岐点があり、根を崩してあげ、2から3芽ずつ分けてまた畑に根を広げるようにして植えてあげてください。

一株を分ける株数は5株くらいになるように。

葉挿しで増やす

ランナーから葉挿しで簡単に増やせるアジュガですが葉っぱで増やすことも可能です。

葉挿しに向く季節は春から初夏、秋の陽気の良い時期に行うのが成功確率が高いです。

株から出始めた若い株ではなく成長した葉を使います。

 

葉っぱから一枚一枚切り分けて水をたっぷり含ませた土に突き刺して乾ききってしまうことのないように水やりをおこない管理します。

ポイントは突き刺す葉っぱの位置は鉢のふちに寄りかかってる感じにすることです。

こうすることで葉っぱが動くのを防ぐことができることになります。

3週間後くらいになれば根が出てくる様子が確認できます。

それだけアジュガはたくましい常緑多年草ということになります。

ランナーで増やす

花後または植えつけて間もなくすると株元から子株の付いたランナーを伸ばして成長するのが見えてきます。

間もなくして子株が地面に密着しているのがわかるようになります。

子株を持ち上げてみると、それは吸盤のように根をおろしています。

ランナーを切らずに土を入れたポットにそっと子株を入れます、水をたっぷりかけます。

 

ポットの中のつちが完全に乾ききらないように管理して2から3週間位で根付くのを待つだけ。

 

それまでは葉をいじらずに水やりだけを続けます3週間後に子株を引っ張っても抜けなければ根付いたことになります。

 

しばらくはこのままにして子株から新しい葉っぱが出てきたら、ポットのところで切断します。

 

花後株元から細長い茎が這うように伸びてきますこの細長い茎をランナーといいます。

ランナーは節から根をおろし新しい株を作ります。

これの繰り返しでいくらでも伸びていきます。

伸びてくるランナーを内側に曲げるなどして人為的に伸びていく方向を調整して行くのは楽しい作業です。

 

暑さ寒さに強く子株の付いたランナーを旺盛に伸ばし日当たりの良くない場所でもよく増えます。

アジュガの特徴は地面をおおうように成長する匍匐性なのでグランドカバーにうってつけ。

春になると低く茂った葉の間から花茎を直立させ紫やピンクの小花を一斉に咲かせます。

 

庭植えの場合何処までアジュガが覆うのか伸びていくランナーで調整できるのです。

・株元から子株の付いたランナーが伸びていく
・子株が地面に密着しているのがわかる
・子株から新しい葉っぱがでてきたらポットのところで切断
・また株元から新しいランナーが伸びていく
・ランナーは節から根をおろし新しい株を作ります
・どこまでアジュガを伸ばすのか調整をする

 

アジュガが庭にあると

花の咲かない時期もリーフプランツとして花壇や寄せ植えに利用できる日陰の庭のグランドカバーにうってつけ。

1日に1時間程度の日照を確保できて風通しと水はけが良ければ栽培可能です。

日当たりの良い場所でも栽培可能だけれども真夏の直射日光を避けることが大事です。

 

満開時のアジュガは地面がびっしりと花で埋まる日陰の庭の常緑多年草です。

これらの常緑多年草が主役の庭も僕は好きです。

まとめ

アジュガなどの常緑多年草を主役とした庭造りも非常に楽しくて手間のかからないで、しかも自分の思うように管理ができるところが気に入っています。

アジュガは自分でたくましくランナーを伸ばして節で根を張りそれの繰り返しでどんどんと庭に彩りを添えてくれます。

ランナーが伸びていく方向を人為的に変えてあげることで調整もできます。

シマトネリコなどの木の下に植えて上げると本来は何もない寂しいはずの木の下をアジュガが埋めてくれます。

アジュガは特徴さえ抑えて管理してあげればとってもお庭の管理が楽な植物であるということを紹介させていただきました。

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