造園会社から頂いてきたヒイラギモクセイを玄関横にカイズカイブキと植え替え植栽したのが育ってくれて何年経つだろうか?
ヒイラギモクセイという樹木は成長が他の木よりも遅く管理がとても楽な木なんです。
今まではただ刈り込んで大きくならないようにしてきましたけど、これからはモクセイ科特有の良い香りを楽しみに管理していきます。
頂いてきたヒイラギモクセイを魔除けとして、ただ植栽しているのではなくポイントで剪定し管理しをして病害虫にかかりにくい健康な樹木を育てるポイントを造園屋で学んだことをまとめています。
ヒイラギモクセイの育て方と増やし方
ヒイラギモクセイは病虫害に強い扱いやすい樹木なんですよ
ヒイラギモクセイは耐陰性があるが冬の乾いた風には弱く多少日当たりの悪い場所でも育つが本来は日当たりを好む樹木です、日あたりが良すぎると土壌が乾き生育が阻害され枝があらぬ方向に伸びて本来の樹形を乱すような伸び方をしてきます。
伸び出てきた枝を枝の付け根から綺麗に切り取るのが大事ですので、幹の付け根から切れば風通しも良くなり病気も虫もつきにくくなりわかりやすい樹木なんですね。
・本来日当たりを好むが日当たりの悪い場所でも育つ
・日当たりが良すぎると枝があらぬ方向に伸び樹形を乱す
・伸びてきた枝の付け根から切風通しを良くする
・本来病害虫にかかりにくい樹木
ヒイラギモクセイを挿し木で増やす
ヒイラギモクセイを増やそうとするなら6月から7月が適期ですので、春に芽吹き伸びた枝が充実したものを挿し穂にして増やしていくことができます、具体的に書いていくと・・・
・病虫害がなく節間が間延びしてないものを選ぶ
・葉が小さめで形が揃った部分
・ハサミで長さが10cmから15cmに切り、切り口は斜めに切る
・1時間から2時間水にしたす
・挿し穂は赤玉土などに挿し、挿し床に割り箸などで先に穴を空けてから
挿したっぷり水をやる
・周りの土をピンセットなどで押さえる
・ビニール袋などで密封して日陰に置く
この手順が春の作業です、夏は直射日光を避けて湿度が高く保てる場所に置き、秋には覆っていたビニールを取り除き朝夕の弱い外気にならすようしていき、冬は軒先などの暖房のない温かい場所に置き乾かさないように管理し、翌年4月から5月に外気が充分にあたたかくなってかから大きめの鉢に移し替えるという作業になります。まとめると↓
・節間が間延びしていないものを挿し穂にする
・葉が小さめのものを選び10から15cmに切る
・1から2時間水にうtける
・挿し床を用意
・割り箸で先に穴を開けて挿し穂を挿す
・周りの土をピンセットで抑える
・ビニール袋などで密封して日陰に置く
秋の挿し木の手順は
・ビニールを取り除き弱い外気に慣らせる
・軒先などの暖房のない温かい場所で乾かさないように管理
・翌年外気が充分に暖かくなってから鉢に移し替える
ヒイラギモクセイの剪定時期とメリット
ヒイラギモクセイは比較的ゆっくり生育するので刈り込みくらいで良くて1年から2年に1回は密生した枝を間引いて風通しを良くし、木を健全に保つことができれば病害虫にかかりにくくなります。
剪定の時期は芽吹く前の3月から4月に刈り込み剪定をしてあげて成長の止まった秋の10月ころに樹形を乱している枝を付け根から切るのが樹木を健全に保つということで効果的。
剪定には樹形を維持したり高さや枝張りを調整するという目的があると同時に枝葉を少なくすることで風通しがよくなりお日様も中の枝まで当たることで樹木が健康になります。
ヒイラギモクセイという樹木は比較的ゆっくりと成長してくれるので、普段はあまりお手入れができない、日曜日くらいしかできない人には扱いやすい樹木で放任していても自然と樹形を保とうとしてくれてあまり剪定に神経質になる必要はありません。
全く手を入れなければいいというわけでもなくて、放任しすぎると大きくなりすぎ、枝葉も茂りすぎて木の内部にお日様が当たらなくなり病気や害虫の発生が増えたりすることがあるので注意が必要です。
そこでヒイラギモクセイがいつまでも元気でいられるように剪定をする必要が出てきます。
ヒイラギモクセイも上部の枝ほどよく伸びますので上の方の枝は強めに刈り下葉ほど軽く刈り込んで全体のバランスを保つようにしていきます、ヒイラギモクセイは成長が遅くて萌芽力もありますので強く刈り込んでも枝を出してくれます。
ですのでいろんなかたちにすることを楽しみにすることができやすい樹木ですので気にいらない形を修正するなどして太い枝を伐っても萌芽しやすい樹木なので樹形が大きく乱れた場合でも様々な樹形に修正して楽しむことも可能になります。
ただし、ヒイラギモクセイの綺麗な白い花を楽しみたい場合は4月以降に花芽をつけるので4月以降に強く枝葉を伐ったり強く切るのはやめて起きましょう。
・秋の10月ころに樹形を見出している飛び出している枝を付け根から切り風通しを良くする
・お日様が中間で当たるようにする
・白い花を楽しみたいときには4月以降の花芽が付く以降にはつよく切るのはしない
ヒイラギモクセイの白い花
綺麗な白い花を咲かせて香りを楽しむことができる樹木でモクセイ類の全般に言えることですが花の時期になるとお庭から漂ってくるなんとも言えない本来の良い香りが楽しめるものなんですが、花を見るのが目的ではなかったので造園会社から頂いたこのヒイラギモクセイには花を咲かせたことはなかたのですね。
我が家の庭にはキンモクセイがあり花の時期が来ると茶の間中に良い香りが漂って来るので同じモクセイ類の玄関横に植えてあるヒイラギモクセイも綺麗な白い花を咲かせて香りを楽しみたくなりました。
春に刈り込んでるのでこのまま飛び出した枝だけを切り取ってせっかくついた花芽が開くのを待つことにします。
まとめ
ヒイラギモクセイという魔除けにいいというだけで造園会社から頂いてきた樹木を玄関横のカイズカイブキの代わりに植栽して病害虫にかかりにくく健康に育てるための剪定のポイントとメリットと増やし方を紹介しました。
ヒイラギモクセイという樹木は耐陰性があるもののお日様が大好きな樹木ですので枝の中の方まで風通しが良くなりお日様が当たれば病害虫がよってきづらい健康な樹木本来の姿が楽しめます、そのために剪定が必要になってきます。
ヒイラギモクセイは成長がゆっくりとしてくれて萌芽力も強く扱いやすい樹木です。
棘のあるヒイラギモクセイを魔除けとして玄関横に植えるだけでも気にいっているのですがやっぱりヒイラギモクセイは白い花を咲かせて香りを楽しんであげるのも大切なことといまになって思えます。
キンモクセイが花の時期には家中に良い香りを届けてくれると同じようにヒイラギモクセイにも綺麗な白い花を咲かせてもらい香りを楽しむことにします。
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