サツキの地植えの育て方と水やりのポイント 挿し木の方法

庭木が好む環境

サツキの育て方は特性がわかっていれば樹木の中でも簡単にできる方ですが、はじめての方にも迷うことなくできる樹木です。

定年後に造園屋に勤めて余ったものを始めて貰ったのはサツキです、その頂いたサツキは今でも我が家の庭で元気にしています、たまたま条件の良い場所に植えたからです。

別に特別なことをするわけではなく毎年決まった時期に綺麗な花を見せてくれます。こんな誰にも簡単にできるサツキの特性と環境を紹介します。

サツキの地植えの育て方 好む環境

サツキの庭植えの好む環境は、少なくとも午前中はお陽様があたり、腐植質に富んだ水はけの良い土地を好みます,特に夏は半日陰になる場所を好み、全くの日陰では枝ばかりが伸びて花つきが悪くなります。

深植えに

サツキを植栽しようと苗屋さんから買ってきたものは植えるときには買ってきた鉢の3倍ほどの穴を掘りよく耕しバーク堆肥などをいれて土とよく混ぜることが大事です。

 

このときに深植えにならないように地面より5cmくらい高い小山にするといいです。

 

根を軽くほぐし株を小山の中心に深植えしないように
植えつけ、株元とその周辺をバーク堆肥や腐葉土でマルチング
することで乾燥や地温の上昇を防げます。

 

サツキの根は地表面を張るので乾燥を防ぐ意味でもマルチングは有効な手段です、根の隙間にも土が入るようにたっぷりと水やりをします。

 

地植えの適期は熱くなってしまうと根が張る前に行うことで、良いのが花後の剪定時に一緒に行うのか、または9月下旬から10月、または3から4月。

・午前中お日様があたり夏には半日陰になる場所
・全くの日陰では花つきが悪くなる
・深植えにならないように地面から5cm出るくらいに植える
・株元をマルチング
・サツキの根は地表面を張るので根の乾燥を防ぐ意味でマルチングは有効な手段

地植えの場合 基本的な水やりの方法

サツキは地表近くに細い根を張る特徴がある樹木です。

春は盛んに生育し乾燥させないように注意が必要、基本地植えは水やり天然の雨と朝露で十分で
基本的にみずやりの必要はないんですけど、植えたばかりとかだと根が土の中にある水分を吸収する力が弱いので水やりは必要になってきます。

植えて地面がかわかないようにマルチングとか抜いた雑草とか堤防に生えているカヤなどでマルチングしてあげると乾燥を防いでくれることになります。

サツキの肥料と剪定の時期

地植えのサツキは花後から7月上旬まで固形の油かすを1ヶ月に1回施すのと9月下旬から10月に1回、寒肥を2月に施しています、このときに根の近くに施さないことがだいじです。

 

不思議なことですがサツキを含めて根は肥料を施してあるところがわかるように根が伸びて行くらしいです、ですのでちょっと離れた所に穴を掘り肥料を施すとそこをめがけて根が伸びて来ると言われています。基準は1番外側の葉っぱの真下くらいをめどにすると間違いがないです。

 

剪定は開花後できるだけ早い時期に切ることで夏以降にせっかくできた花芽を活かすことができます、翌年花が咲かなくなります。

サツキは5つ枝先に出てくる芽のうち3つまで切ることができ2枚の葉を残して切ることを意識していると綺麗な刈り込みになるので試しにやってみるのも良いかと思いますよ。

サツキを挿し木で増やす方法

6がつから7月になれば簡単に挿し木で増やすことができてお気に入りのサツキと同じ遺伝子のものをまた増やして行けると思うとワクワクします、これもサツキを作っているもの強みですね。

新しく生えてきた枝を10から15cmくらいに切る
・鹿沼土や市販の挿し木用の土を入れた容器や小ポットに枝を挿す
・直射日光や風が当たらない場所で管理し土がかわかないように毎日水やりする
・本葉が育ってきたら水やりは土が乾燥してから土の表面が乾いてきたら行う

 

サツキを含めて挿し木を行っているとついついまだ根は出ないのかなと挿し穂をつまんで動かしてしまいせっかく出始めて入る根を痛めてしまうことがありました、大事なのは見えないを土の中で育ってるんだとじっと我慢で待つことが大事なんです。

サツキの枯れる原因

サツキが好む環境は日当たりがよく水はけ良好な所、かといっても日陰では枝ばかりが伸びて花つきが悪くなるし難しい所です。

 

自分のお家で ここぞと思う所に植えたのに枯れることがあるのは植栽した初期にしっかりとした水やりを怠ったことが原因で枯れることが多いです。

 

サツキは育てるの簡単なんですが植えたばかりはまだ土の中の水を吸う力がありませんのでしっかりとした水やりが大切、特に植栽した10日間はよーく観察して水やりを行います。

 

初夏の剪定時に同時くらいに行った植栽も暑い夏を乗り越え冬になったから安心といえばそうではありません、冬のから風と言って、冬に枯らしてしてしまうことも稀にあり、そのときには株の周りをマルチングするとかして土が風でかわかないようにしてあげます。

 

サツキを植栽に行き水やりのことをお客様に尋ねられないことがよくありますが、大概は教えなくても言わなくても大丈夫だろうと思ってしまいます、それだけサツキは育てるのは簡単なんです。

 

サツキは特にということではないですが今年植えたばかりの樹木は土が乾けば水やりが必要になってきます。

水やりはシャワー状のものを上からかけていると蒸れるだけですので必ず株元に水たまりができるくらいに与える必要があります。

コンクリートに近いところというのは照りかえしで暑くなり蒸れると考えられ株元にマルチをしておくと良く水を与えるのも朝か夕方に行いまた、石垣など少ない土で植え込んだサツキは乾燥で枯れているのを見かけるときがあります。

まとめ

サツキを育てることは簡単なだけについつい油断してしまいます、特に植栽したばかりのサツキはまだまだ土の中の水分を吸う力が弱く手助けしてあげなければならないです。

 

サツキが好む環境に植栽され適度に水やりと肥料をあげてあげて上げれば毎年決まった時期に綺麗なかわいいお花を見せてくれるお気に入りの樹木です。

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