樹形づくりに欠かせない『忌み枝』のこと

手入れのコツ

忌み枝とは見た目にも不自然で樹形の美しさを

乱す枝のこと、

忌み枝の中には正常な生育を妨げる枝もあり、剪定するときに

覚えておいたほうが良いものだけ、これで

庭木の剪定は自分でできたも同じです。

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忌み枝のいろいろな形

かんぬき枝

幹の同じ位置から左右に伸びる枝で

『対生枝』ともいいます。

 

主枝は左右交互に伸びるのが自然系ですから

どちらか一方を切り除きます。

車枝

一箇所から枝が出る状態で、松やツツジ類にみられ

高木では1本を残し低木では2から3本に整枝します。

 

からみ枝

正常に伸びる枝に絡むような形の枝で『交差枝』

ともいい、

 

見苦しい枝なので切り除くか枝分かれの

部分で切り詰めます。

 

逆さ枝

枝は本来幹から外側に広がって伸びますが

ではなく逆の方向に伸びたもののことで、

 

これも不自然ですから切り除きます。

 

『逆光枝』ともいいます。

重なり枝

幹の極近い位置から同じ方向に重なるように伸びた枝で

上下の枝の間隔をみてど庭木のちらか一方を切りのぞきます。

 

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庭木の育ちが悪くなる忌み枝

たち枝

直立するように勢いよく伸びる枝、

他の枝の養分を集めてしまい衰弱させるので

切り除きます。

 

胴吹き枝

幹から直接芽吹いてできた枝のことで

幹吹きともいいます。

 

樹勢がないのでいずれは枯れてしまいますが

コブ状に残るので切り除きます。

 

懐枝

胴吹き枝に似ていますが

樹冠内の幹から発生した枝で

日照や通風の妨げになるので

切り除きます。

 

飛び枝

樹冠から著しく長く伸びた枝のことで

一種の徒長枝のことです。

 

他の枝の樹勢を奪って弱らせますから

もと部から切り除くか枝分かれ部分で切り詰めておきます。

 

ヤゴ

ヒコバエとも呼ばれ、幹の根張り近くから勢いよく

伸びる細い枝のことです。

 

株立に育つ樹種も多いですがイチョウやザクロなど

単幹に仕立てる場合には小さいうちに

切り除くいておくことが大切です。

 

台芽

接ぎ木苗の場合、台木部分から発生した

枝のことです。

 

放任すると接ぎ穂木が枯れてしまうので

必ず付け根から切り取って置かなければいけない、

台芽というのは見逃しがちです。

 

まとめ

剪定のときにこれらの忌み枝の知識があれば

大体できてしまいます。

 

剪定ってそんなに難しいものではないですので

自分の庭木を自分でいじくいまわしていると

更に愛着が湧いてきます。

 

庭木はせいぜい自分の伸長の高さで収まるように

すればプロに頼まずともできてしまいます。

 

切った枝は細切れにすれば畑の肥料にもなるし。

 

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