紅葉・カエデの特徴と性質と観賞のポイント

庭木が好む環境

多くのお庭にある紅葉、道路の街路樹に多くあるカエデの好む環境はどんな所にあるんだろうか樹木の中で落葉樹は短日とか低温になれば冬が来るのを予感して栄養の準備を始める

この循環がきれいな紅葉を私達人間を楽しませてくれる、自然界にはなくてはならない現象です、どの山にもある紅葉、カエデのことを紹介します。

紅葉・カエデの好む環境とは

紅葉やカエデはカエデ科の樹木でたくさんの種類品種がある。暖かい地方から寒い地方までそれぞれの地域に適した種類が山野に自生している。

紅葉やカエデの仲間は日本中いたるところでみられる。

木の本来の適性はやや湿り気味土層が深い壌土質の土地を好みます。陰陽樹であるから日陰でも生育は可能で庭木としての利用範囲が広い樹種になります。

種類と鑑賞について

 

 

もみじ、カエデの仲間は葉の切れ込みの浅い方をカエデといい、葉の切れ込みの深い方をもみじと区別でき、つまりカエデはカエルの手のひらのような形をしているところから名付けられたわけです。

一般に用いられるのはヤマモミジだが、それぞれの持つ美しさの狙いによって使い分けられているようです。

つまり品種種類ごとに特徴があって、鑑賞のポイントが違ってくる。

・葉の切れ込みの浅い方をカエデ
・葉の切れ込みの深い方をもみじ

鑑賞のポイントについて

観賞のポイントはどこにあるのか教えて

葉の美しさと幹や枝の面白さにわけて考えることができるのが紅葉の良いところ。

一般にモミジ・カエデ類の葉は、秋になると紅葉してくる、秋に日照時間が短かくなると紅葉するといわれるが赤や黄色に色づいた葉は紅葉とかカエデならではの美しさである、そこで葉の性質のほうからみた鑑賞のポイントは5つ上げてみます。

・春の芽立ちの色が美しいもの(ショウジョウ、サンゴカク)
・秋の紅葉が美しいもの(ハウチワカエデ、アサヒカエデ、ミツデカエデ)
・春の芽立ち、秋の紅葉ともに美しいもの(ヤマモミジ)
・春から秋まで、秋系統、あるいは鮮緑色のはの色を保ち、美しいもの(ノムラ、ベニシダレ)
・葉の形が美しいもの(イタヤカエデ、マイクジャク)

また幹や枝も鑑賞のポイントになり、一般的な紅葉やカエデの場合、落葉後の眺めも大切な意味を持っているわけで、網目状に小枝が張った形が理想とされる。

幹の太くなった木は近景を強調する目的で利用することもありこの他に特殊な品種として幹、枝の形が変わったものがある。

・枝が枝垂れ生の品種ベニシダレやアオシダレのようにしだれた形のおもしろさを眺める場合
・幹や枝の品種がサンゴカクのように春の萌芽前に根が給水活動が開始する頃、幹が珊瑚色にな

る幹や枝が鑑賞のポイントに。

・葉の美しさと幹や枝の面白さ
・秋に日照時間が短くなると紅葉する
・赤や黄色に色づいた葉はもみじやカエデならでは
・落葉後の眺めも大切

もみじ・カエデの性質

もみじとかカエデは非常に成長が早く丈は10から15mにもなる、野生種のヤマモミジやトウカエデなどは特に成長が早いが一方で改良された品種の中にも成長が遅いものもある。

トウカエデの剪定には特に強い品種で葉のもとに腋芽があって剪定後にはこれが伸びだしてくる、特に太枝を切り出した場合を除けば一応の萌芽力を持っているわけですが不定芽は出にくいことがあり幹も枯れ込みやすい性質があるので剪定の際には注意が必要です。

 

移植力はある方で、暑い夏を避ければいつで良いが他の木より春の芽吹きが早いので春の移植は時期の判定がむづかしい木。

2月になればすでに木は活動を開始していて木を切ってみると切り口に水が滲んでくるもので、最も根の方はもっと早くから活動を開始しているのです。

したがって、もみじとかカエデ類の移植は通常の3月の落葉樹の移植適期ではもうに遅く2月に移植するのが無難。

秋の移植になると、関東地方を例にすると10月に入れば葉が残っているうちでも移植は可能になります。

秋の移植は間もなく冬を迎えることになるから寒さや乾燥を防ぐ意味で充分な幹巻きと葉刈りをしてやる必要があります。

大きくなった木は夏の移植を避けなければならず移植のときには幹や枝を切る作業が行われるわけだが、この幹や枝を切る作業を夏にすると枯れ込みの危険が多くなる。

また夏の移植をすると切り口からテッポウ虫が侵入してくる恐れも出てくるものです。

・非常に成長が早い
・葉の脇に腋芽があって、剪定後にこれが伸びだしてくる
・移植は落葉樹の適期より早い2月
・幹や枝を切る作業を夏にすると枯れることも

もみじ・カエデの紅葉はどうして起こるのか

紅葉は、なぜ起こるのですか

紅葉なぜ起きるかというと、葉が秋の短日、低温に敏感に反応して起こる現象であるが、最近都会ではモミジ・カエデを育てても美しい紅葉を見ることはむづかしい。

それは街灯の完備が原因。

木は日照時間が短くなれば冬の訪れを自ら悟り冬に備えて養分を蓄える、落葉前に葉で作られた養分を枝や幹に移動させるわけです。

ところが秋に低温にあうと養分の移動が妨げられかなりの養分が葉に残されてしまうことになりこうして集積した養分が紅葉を引き起こす原因になる。

以上のような反応が順調に行われたときに美しい紅葉が期待できることになるんです。

都会では夜間の街灯が充実したために自然界で普通に行われる短日の効果が失われたため木は光の短日の効果を感じなくなり冬の訪れを知ることが難しくなってしまった。

都会の樹木は冬の準備をする暇もなくいきなり寒さを迎えてしまうことになるんです、都会の街灯が完備しているところでは木のために良い条件とは言えない。

・秋の短日と低温に敏感に反応
・多くの落葉樹が落葉前に葉で作られた養分を幹や枝に移動
・秋の低温にあうと養分の移動が妨げられ養分が葉に残る
・残された養分が現れる現象

ミノムシの防除とは

 

もみじの落葉後に枝を見るとたくさんのミノムシがぶら下がっていることがあり、このミノムシの害は非常に大きいもので一本の枝を食べ尽くしたときには落葉期の前にその枝が枯れ込むことがある。

 

よって、不自然な格好の枝間隔となるのでミノムシを発見したら早めにとってしまうことが必要。

まとめ

もみじとかカエデというのはとても親しみのある樹木です、我が家にももみじは植えてあるけどどことなく可愛くて憎めない。

畑に行くときの入り口に迎えてくれるようになびいているその姿は愛らしく、我が家では主木になっています。

主木というのはこの庭にある庭木の頭という意味です、この主がきたときには小さな苗木を山から持ってきたものだったのです、あの人間の膝よりも小さかったものが今では3mくらいになっています。

もみじの樹の下には木漏れ日が必要なクリスマスローズがありとっても良い存在になっています

 

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