アラカシの特徴と育て方|どんぐり拾って育ててみようかな?

アラカシの特徴と育て方 育て方・特徴

アラカシは「どんぐり」がなる木、人と関わりのある樹木として根強い人気がありますね。

「お金が溜まる縁起樹」として、親しまれています。

この記事ではアラカシの事が分かるように「特徴と育て方」「どんぐり」の事を書いています。

アラカシの特徴

やせ地でもよく育ち性質も強く生け垣とか様々に利用されています。

庭の表には「花梨」庭の裏には「かしの木」を。

セットで植えるとお金が溜まるという”金は貸すが、借りん”という言葉がありますね。

利用法

「棒がし」という枝葉を打ち払って幹をスラリと上に伸ばす代表的な防風や目隠し目的に利用されているのを見かけます。

アラカシの姿

木の高さは10mから20mに達する高木。

アラカシという樹木の幹の表面(樹皮)は黒っぽい灰色をしていて、縦方向に黒っぽい浅い筋が入っています。

アラカシの葉

光沢のある厚みがあり楕円形、中央から先端に向かってノコギリ状の葉があり裏面は粉を吹いたように白くなっています。

新芽は柔らかくて赤みがあり(赤褐色)軟毛が生えています。

葉の先端が尖った卵型、しっかりとしていて厚みがあり表面は光沢があり濃い緑色。

葉の上半分は粕目のギザギザです。

アラカシとシラカシの違い

アラカシとシラカシの違いはシラカシには「葉の緑が濃く、裏が白くなく」緑のギザギザが歯の全体にあります。

アラカシには白いものがあり「葉っぱのギザギザが違う」、わかりにくいですね。

アラカシの開花時期

アラカシの開花時期は4月から5月頃に咲き、花芽の文化(花の元)するのは前年の8月頃。

この頃に剪定すると花芽を切ってしまい花が咲きません。

 

4月から5月ころに新しく伸びた枝の付け根に雌花(めばな)、新しく伸びた枝から雄花(おばな)が房状に垂れ下がります。

アラカシのどんぐり

アラカシのドングリは長さ2cmほど、丸みがある卵型。

その年の秋に熟して茶色く色づきます。

 

帽子の部分はお椀型、リンク状の溝が段々状にありますね。

アラカシの育て方

育て方のポイントは

・土質や環境はあまりこだわりがない。

・剪定は刈込みと枝抜き。

アラカシの好む環境

比較的湿った状態が好み。

日当たりから半日陰の風通しの良い所で、土質や環境はあまり選びません。

アラカシの水やり

地植えにしている状態では、自然の降雨のみで水やりの必要はありませんが数年は水やりの必要はあります。

 

地植えの場合でも、木が小さかったり植えて間もない場合は土の乾き具合を観察しながら水やりが必要です。

 

アラカシの肥料の与え方

地植えの場合、大きくなった木に肥料は必要があありません。

庭に植えて数年は2月と9月頃に固形肥料の置き肥を少量与えます。

アラカシはあまり多くの肥料は必要としないので、与えすぎると逆効果です。

アラカシの剪定と時期

アラカシは剪定に対し比較的強い樹木です。

本来は20メートルにも達する樹木なので庭に植えるのは不向きなところも。

毎年先端部分を剪定する必要があります。

 

全体を整えるために刈込みを毎年行い、日当たりと風通しを良く。

木の内部の風通しと日当たりを良くし病害虫にかかりにくい環境を作ります。

 

枝抜きと言われ、余分な枝を切り払い、枯れ枝を取り除く作業をする必要があります。

 

アラカシの剪定時期については、若木の場合は花が咲かないのでいつでも良いですが、真冬は裂けたほうが良いです。

 

アラカシが成長した時の剪定は春に芽吹く枝が落ち着いた6月下旬から7月もしくは成長スピード(気温の低下による)が遅くなる11月から12月に剪定を。

 

アラカシは成木(せいぼく)になると花が咲きます。

花芽の文化は前年の8月ころなので秋以降に剪定を行うと翌年に花が咲きません。

 

アラカシの花芽文化を考えると、気候が暖かくなり樹勢が強まった6月から7月が

剪定の適期です。

アラカシをどんぐりから育てる

アラカシの特徴と育て方

どんぐりが落ちてもアラカシが増えすぎない理由

どんぐりは種が堅い殻に覆われていて、水分を多く含んでいます。

直ぐに乾燥してしまい乾燥が進むにつれて発芽能力が落ちてしまうので増えすぎない。

 

落ちたどんぐりすべてが発芽し育ち大木になったらアラカシだらけの山になりそうですね。

自然界は実に上手くできていると思います。

どんぐりを発芽させようと思ったら

どんぐりを発芽させてみるのも楽しいことかもしれません。

  • 落ちて間もないどんぐりを拾い、水につけます。
  • このときに浮いてきたドングリは捨てます。
  • ビニールポットに底石を置き、ポット8分目まで土を入れます。
  • 入れた土の上にドングリを置き2cm程度土をかぶせます。
  • 土が乾燥しないように時々水やりします。

この手順でドングリからアラカシを発芽させて育てる事ができます。

どんぐりが発芽した後の管理

どんぐりが発芽し育ち、葉っぱが5から6枚位になったら小さなポットでは足りません。

地植えもしくはプランターか鉢に植え換え。

アラカシは小さいときは乾燥に弱くこまめに水をあげます。

真夏の直射日光は苦手なので(株元に枯れ草を敷く等)乾燥対策が必要です。

アラカシの特徴と育て方記事のまとめ

アラカシの特徴と育て方を簡単にまとめた記事になりました。

おまけに「どんぐり」のことも書かせてもらい、どんぐりが落ちて乾かないように2cmほどの土をかけ発芽したら移植して垣根に使用する。

面白い育て方ができそうですね。

 

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